印Let's Write The Japanese First Light Novel.
Since 2012-06-01
Update 2014-07-01
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第1巻 時間と歴史

第2巻 羅述と衛姥

第3巻 事件と救出

第4巻 牛肉と麦酒

第5巻 旅路と佐渡


主要キャラ 画像



枕草子 原文 全323段




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- 【俺のラノベは平安絵巻】 第2巻:page37 -
 俺は一礼してから、大きな声で言った。
「では、これより、人形劇『桃太郎』の始まり、はじまりぃー」
 舞台装置の幕を引く。
 (背景、家の中)
 ナレーション(俺、以下ナ):昔、昔、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
 おじいさん(諾、以下爺):おばあさんや、わしはこれから山に柴刈しばかりにいってくるわい。
 おばあさん(瑠璃、以下婆):わかりましたよ、おじいさん。ではわたしは川に洗濯せんたくに行くとしましょう。
 ナ:そう言うと、おじいさんは山へ、おばあさんは川へと行きました。
 (歩く感じに揺らして、おじいさんは上手に、おばあさんは下手にハケる)
 (背景、川岸の風景)
 婆:よっこらしょ、どれ洗濯しましょうね。じゃぶじゃぶ。
 ナ:すると川上から大きな桃が流れてきました。
 (ゆかり、桃を上手から揺らしておばあさんに近づけていく)
 婆:おや、大きな桃じゃ、持って帰っておじいさんと食べましょう。
 ナ:おばあさんは桃を持って、家に帰りました。
 (桃を持った感じで、お婆さん下手にハケる)
 (背景、家の中。中央に桃、その下手におばあさん)
 (おじいさん、上手から入ってくる)
 爺:今帰ったぞ、おばあさん。
 婆:お帰り、おじいさん。桃を拾ったので一緒に食べようと待っていました。
 爺:何と大きな桃じゃ、どれ、さっそく食べよう。
 (包丁を取り出して切ろうとすると、桃が割れて、赤ん坊が出てくる)
 桃太郎(ゆかり、以下桃):おぎゃー、おぎゃー。
 爺:何とたまげた、桃が勝手に割れて、赤ん坊が出てきたぞ。
 婆:可愛い子ですね、私たちに神様がくださったのかもしれません。
 ナ:ふたりは赤ん坊に桃から生まれた桃太郎と名付け、大切に育てました。
 
 (おじいさん、おばあさん、桃は下げ、桃太郎よちよち上手にハケ、ちょっと大きくなって上手から下手へ走ってハケ、また大きくなって下手から中央へ)
 ナ:桃太郎はすくすく育ちました。ある日桃太郎は、みやこでは鬼が暴れているという話を聞きました。
 桃:おじいさん、おばあさん、私は鬼退治に行きます。
 ナ:それを聞いたおじいさんは日本一と書かれた旗を、おばあさんはいなり寿司を作ってくれました。
 (声に合わせて、日本一の旗といなり寿司を桃太郎のところに出す)
 
 (背景、道)
 (上手から桃太郎が中央へ、下手から猿が現れる)
 猿(飛鳥):桃太郎さん、桃太郎さん、どこに行かれるのですか?
 桃:これから鬼退治に参るのだ。
 猿:いなり寿司をひとつくだされば、お供いたします。
 桃:うむ、よかろう。
 (いなり寿司、ひとつ猿の方へ)
 (桃太郎、猿が中央で歩いていると、下手から犬が現れる)
 犬(しずか):桃太郎さん、桃太郎さん、どこに行かれるのですか?
 桃:鬼退治に参る。
 犬:いなり寿司をひとつください、お供します。
 桃:うむ、受け取るがいい。
 (いなり寿司、ひとつ犬の方へ)
 (桃太郎、猿、犬が中央で歩いていると、下手からキジが現れる)
 雉(諾):桃太郎さん、桃太郎さん、どこに行かれるのですか?
 桃:鬼退治に参るところだ。
 雉:いなり寿司ひとつでお供します。
 桃:うむ、よかろう。
 (いなり寿司、ひとつ雉の方へ)
 (桃太郎、その他、中央で歩いている)
 ナ:こうして、桃太郎には猿、犬、雉の家来ができました。
 
 (全員、中央で止まる)
 桃:で? お前達は何ができるのだ?
 猿:あたしは素早さと力の強さを生かした戦いよ、桃太郎。
 桃:な、何じゃ、その言い方は。
 犬:私は匂いでその人が何を考えてるのか分かるわ。
 桃:お前もか!?
 雉:ウチは空を飛べるで。
 桃:まあ、お前はトリだからな、ってお前らみんなメスだったのかぁ!
 犬:そうよ、今頃気づいたの?
 雉:ウチの色見て分かりそうなもんやけどな。
 猿:さあ、鬼ヶ島へ鬼退治に行くわよ、桃太郎!
 桃:うーーーっ。(涙)
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