印Let's Write The Japanese First Light Novel.
Since 2012-06-01
Update 2014-07-01
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第1巻 時間と歴史

第2巻 羅述と衛姥

第3巻 事件と救出

第4巻 牛肉と麦酒

第5巻 旅路と佐渡


主要キャラ 画像



枕草子 原文 全323段




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- 【俺のラノベは平安絵巻】 第2巻:page38 -
 ナ:その頃、鬼ヶ島には鬼の女王と王女がいました。
 (背景、鬼ヶ島)
 鬼の女王(玉藻、以下王):ねぇ、姫。京でいい男は見つかったかしら?
 鬼の王女(瑠璃、以下姫):全く……可愛くて強い男なんて、簡単には見つからないですよ。
 王:そんなことはないと思うけど。あなたの父親はそこそこ可愛くて、そこそこ強かったわよ。
 姫:、ですか?
 王:ええ、そこそこ。私たちは人間の男がいないと子供が作れないのだから、できるだけいいのを見つけなくちゃ。
 姫:それに血も必要だし。
 王:そうね、鬼が人を食うなんておバカな噂があるけど、私たちが必要なのは血だけなのにね。
 姫:吸血鬼ですもんね。血を吸い過ぎると干からびて死んじゃうから同じなのだけど。
 王:まあ、男を捕まえて食っちゃうって、ちょっと合ってるかな? ほっほっほっ。
 姫:下品です、母さま。
 ※ 最後の女王と王女の会話はアドリブ、おい、子供向けだって言っただろ! しかも、帝の御前で。
 
 ナ:そ、その頃、海に桃太郎たちは着いたところでした。
 (背景、海)
 桃:海に着いたな、よし、雉、みんなを乗せて海を飛ぶのだ!
 雉:むちゃ言わんといて! できるわけないやろ。
 猿:これは船がいるわね。
 犬:しょうがないから、さっさと探しましょ。
 桃:おい、勝手に話を進めるなぁ!
 (歩く一同、ひっくり返った船が現れる)
 犬:ちょうど船があったわ、これを使いましょう。
 桃:お前、船なんてげるのか?
 犬:簡単よ、くんか、くんか、匂いで分かるって言ったでしょ?
 桃:そ、そういうもんなのか?
 猿:ちょっと下がってて、それ!
 (猿が船をひっくり返す)
 (船、ぐるんと空中で回転して着地。以後、ゆっくり上下させて浮かんでいるように見せる)
 桃:バカ力だな。
 雉:よっしゃ、乗ろ、乗ろ。
 猿:あんたは自分で飛んできなさいよ。
 雉:ええやん、飛ぶの疲れんねんて。
 犬:いい? 行くわよ。
 桃:なあ、この船勝手に使っていいのか?
 犬:モノというのは使うためにあるのよ。覚えておきなさい、桃太郎。
 雉:そうそう、使ってナンボやん。
 桃:いや、ナンボって。
 猿:後で返すからいいんじゃない、さあ、出航よ!
 (海を指さす猿、船は沖へ)
 
 (背景、海、遠くに鬼ヶ島)
 犬:疲れたわ、桃太郎、代わりなさい。
 猿:お腹すいたぁ。
 雉:せやなぁ、きょう日、いなり一個てありえへん。
 猿:いなり寿司ありったけ出しなさいよ、桃太郎。
 犬:私にもちょうだい、桃太郎。
 雉:ウチもや、桃太郎。
 桃:うるさい、うるさい、うるさーい! 何だお前ら、ちゃんとやれ!
 猿:えーっ? 腹が減ってはいくさができないじゃない。
 雉:せやで、食えるときに食うとかな。
 犬:食べるのも戦士の仕事だって、誰かが言ってたわ。
 桃:うーっ。
 (うなりながらもいなり寿司を出す桃太郎)
 猿:じゃ、あたしたちが食べてる間、ちゃんと漕ぐのよ。
 犬:大丈夫、あなたならやれるわ。
 雉:ガンバリや、モモタロはん。
 桃:おーまーえーらーっ!
 猿:あはは、桃太郎が怒った。
 桃:笑い事か!
 犬:怒っちゃイヤ、冗談なのに。
 雉:冗談なん? 本気にしか聞こえへんかったわ。
 犬:分かったわよ、はい、桃太郎、これあげるから機嫌きげん直して。
 桃:何だ、これは?
 犬:ひまわりの種。
 桃:バカにしとんのかぁ!
 ナ:こうして、桃太郎たちは楽しく船旅を続け、ついに鬼ヶ島に到着しました。
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