印Let's Write The Japanese First Light Novel.
Since 2012-06-01
Update 2014-07-01
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第1巻 時間と歴史

第2巻 羅述と衛姥

第3巻 事件と救出

第4巻 牛肉と麦酒

第5巻 旅路と佐渡


主要キャラ 画像



枕草子 原文 全323段




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- 【俺のラノベは平安絵巻】 第2巻:page39 -
 (背景、鬼ヶ島)
 桃:よし、雉、偵察に行ってこい。
 雉:任しとき、ほな。
 (雉、ばたばたと飛んでいって、ばたばたと戻ってくる)
 雉:行ってきたで。
 桃:は、早いな。
 雉:中にいてたんは、鬼の母と娘だけやったわ。
 桃:そうか、では皆の者、かかれー。
 犬:ちょっと待って、まずは話をしてみましょ。
 猿:そうね、避けられる戦いなら避けるべきだわ。
 桃:いや、お前ら何しに来たんだ?
 (桃太郎を残して、下手へ)
 桃:待てーっ!
 (桃太郎もあわてて下手へ)
 
 (中央に吸血鬼親子)
 (上手から、桃太郎たちが入ってくる)
 猿:あんたたちね、鬼ってのは。
 王:何だ、お前達は?
 猿・犬・雉:あたちたちは正義の味方
 犬:いぬ!(下手でポーズ)
 雉:きじ!(上手でポーズ)
 猿:さる!(真ん中でポーズ)
 猿:と、ついでに桃太郎よ。
 (桃太郎、中央後ろから現れる)
 桃:こらー、何で私がついでなんだー!
 犬:そこの鬼、血の臭いがするわ。
 雉:血ぃて。やっぱり悪いやつやったんか。
 桃:最初からそう言ってるだろ!
 姫:母さま、あのボーヤ……
 王:まあ、可愛らしい、問題は強さね。
 猿:何言ってんの? あんたらの目的は何?
 王:可愛くて強いおのこが欲しいだけ、めのこならみんなそうでしょ?
 猿:あ、あたしは優しいのが一番だけど?
 犬:私はお金かしら。
 雉:あんたらも何言うてんねん。
 王:まずは試してみるまで! 他の者は手出し無用!
 (桃太郎に向かっていく女王)
 姫:おいでボーヤ……可愛がってあげるわ!
 (桃太郎に向かっていく王女)
 桃:うわぁ、お前ら見てないで助けろ!
 犬:だって。
 猿:手出し無用って。
 雉:言わはったから。
 (桃太郎の孤独な戦いがしばらくあって、突然攻撃が止む)
 桃:はぁ、はぁ、はぁ。
 (桃太郎は肩で息をしている)
 王:まあまあかな。
 姫:ね。
 桃:はぁ、はぁ、な、何のことだ。
 王:一応、認めるわ。
 姫:あ、あんたのこと気に入ったとかじゃないんだからね。
 桃:ど、どういうことだ。
 姫:あんたが私の婿になるってことよ。
 王:これで鬼ヶ島も安泰ね。
 桃:ちょ、ちょっと待て! 私は、女だぁー!!
 一同:えぇーっ!?
 ナ:なんと、桃太郎は女の子だったのでした。
 
 姫:やっとそこそこなのを見つけたのに……
 桃:そこそこかい!
 王:こうなったら、もっと遠くに、海の向こうの国にでも行ってみるしかないわね。
 桃:お前らいなくなるのか?
 王:ええ、もうここには戻らないつもり、そこの宝物、行くのに邪魔だから全部あげるわ。
 雉:全部? もろてええの?
 犬:山分けね。
 猿:桃太郎はいらないわよね?
 桃:いるー、おじいさんとおばあさんにあげるの-!
 (宝物を大八車に積んで上手へ去る桃太郎たち、下手で鬼が手を振っている)
 ナ:こうして、鬼を退治した……ことにして、桃太郎たちは宝物をたっくさん持って帰りましたとさ。おしまい。
 (幕を閉める)
 
 終わって、全員並んで一礼した。
 
「面白かったです。動物とかがとっても生き生きしてました。鬼は何か別の意味で怖かったです」
「知ってる子ぉがやってるのが不思議な感じやったわ。光の君は色んなこと考えるんやね」
「ふん、下らんな。まあ子供向けだというならいたしかたないが」
 帝と定子さま、道隆さまからのお言葉だった。伊周さまはにこにこしていた。
 この後に用があるのですぐに撤収である。
 周りを見ると、結構人が集まっていて、さやもその中にいるのが見えた。俺の視線に気づくと、さやは走り寄って来てくれた。
「すっごく面白かったです。今度は私もご一緒させてもらえませんか?」
「はい。もちろんです。是非いっしょにやりましょう」
 約束をして、撤収作業に戻った。
 何か、『あの、夜にも来てくださいね?』とか言ってたけど、何のことだろうか。
 見物していたそこらの男を捕まえて荷物を運ばせた。検非違使の別当とかも混じっていたけど、文句を言わなかったからいいだろう。
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