印Let's Write The Japanese First Light Novel.
Since 2012-06-01
Update 2014-07-01
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第1巻 時間と歴史

第2巻 羅述と衛姥

第3巻 事件と救出

第4巻 牛肉と麦酒

第5巻 旅路と佐渡


主要キャラ 画像



枕草子 原文 全323段




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- 【俺のラノベは平安絵巻】 第3巻:page18 -
「じゃ、俺はゾロと話があるから行くけど、それぞれさっき言ったことをしっかり頼むな」
 みんなにそう言って出て、信長を探す。
 探すの大変なんだよな。とりあえず、白台のところに行って、いなかったら京の中を探し歩いてみるか。
 白台のところに行くが、そんなに都合よくいるものではない。乗って探そうとすると、きんが現れた。
「ちょうど良かった、禽、ゾロを知らないか?」
「親方さまが、大変なことになったどす! こうも一緒に捕まったんどす。お助けください、光さまぁ!」
「落ち着け、何があった!?
 当然だが、京で捕まることはありえない。枕部だと知られているからだ。捕まったのは伊賀の国らしい。何しに行って、何をしでかしたのだろうか。まさか伊賀征伐じゃないよな。
 東海道を近江を過ぎ、そのまま行くと甲賀、南に逸れて山中を行くと伊賀である。伊賀・甲賀というと忍者となるが、今がどうなのかは知らない。
 こういうとき、どうするか。伊周さまに相談するのがベストだろう。親の威光云々言っておいて何だが、仕方ないじゃないか。
「とにかく、一緒に伊周さまのところへ行くぞ!」
「はいどす」
 まだ午前中なので伊周さまは仕事中なはずなので、俺よりそういうことに詳しい諾を連れ出して、一緒に探してもらった。流石に伊周さまの下にいただけあって、すぐに見つけてくれた。
「どうしたんです? 珍しい取り合わせですね」
「伊周さま、どうやらゾロたちが伊賀で捕まったらしいのです」
「何ですと?」
 禽から詳しい話を聞いた。どうやら、伊賀の秘密の場所とやらに入り、捉えられたらしい。今から攻めるつもりとかじゃないだろうから、知らずに入って、そこが重要施設だったのかもしれないが。とはいえ、朝廷の、枕部はさておき、兵部少輔ひょうぶしょうすけを捉えるとは尋常ではないだろう。
「分かりました、しかるべき者を同行させましょう。光、行ってくれますね」
「もちろんです」
 枕部で待つように言って、伊周さまは行かれた。俺たちは枕部に戻った。
 
 枕部ではどうしたものかという対策会議が開かれていた。ゾロのことではもちろんなく、諾を指名して連れ出したことに対してだった。正直、どうでもいい。
 事の経緯を話し、意味のある対策会議が始まった。
 もう一度、禽から詳しく話を聞く。
 ちょっと待て、どこか変だ。
「禽、捉えられたというのは役人にではないのか?」
「分かりませんどすが、京や他の国府で見るような格好はしてなかったどす」
 ならば納得もできる。朝廷とは無関係の輩なら、朝廷の兵部少輔だろうと関係ないということになるだろう。
 と、なると……
 プランA、隠密裏に行動し、捉えられている信長を探し出して解放する。カッコいいが、誰がやる? 能力的に高そうなのは玉藻だが、俺のところに忍び込んで伊周さまと間違えるようなことをするのだから任せることはできないだろう。小説の主人公なら自ら買って出るかもしれないが、俺にそんなことができないのは、俺が一番良く知っている。多分、みんなもそう思っているのだろう、誰も言い出さない。却下である。
 プランB、伊周さまが言われていた人と同行し、国府に赴き、協力して信長を解放する。一見まともそうだが、役人がちゃんとしていたなら、信長を捉えるような輩が出ることもなかったかもしれない。もしかすると、やつらのスパイがいることも考えられる。草というのは忍者だとしての言い方で、そもそも忍者かどうかも分からないのだけれど。
 ということで、プランCを採用。
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