印Let's Write The Japanese First Light Novel.
Since 2012-06-01
Update 2014-07-01
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第1巻 時間と歴史

第2巻 羅述と衛姥

第3巻 事件と救出

第4巻 牛肉と麦酒

第5巻 旅路と佐渡


主要キャラ 画像



枕草子 原文 全323段




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- 【俺のラノベは平安絵巻】 第4巻:page36 -
 とりあえず仕込んだので、後はどうなるかお楽しみ。
 ここから一次発酵で、十日ほど待つことになる。
 常さんと長さんも帰って行った。
 みんなでお見送りした。
 あれ?
 
 終わったのだし、一緒に帰ればいいように思う。
 牛車チームはどうするのだろう。
 まあ、いいか、白台のところに行こうとした。
 袖を引っ張られた。
「何だよ、帰るんだろ? お前ら牛車で、俺は白台なんだから別々だぞ」
「もう夕飯時じゃない、どうしてくれんのよ」
「どうと言われてもなぁ」
「……お腹空いた」
「だな、早く帰って食おうぜ」
「牛車では夜中になるのぢゃ」
「かもな、気をつけてな」
「めのこだけやったら危ないやん」
「牛引っ張ってるの、いつものオヤジじゃないか?」
「あんたらバカねぇ、光にはこう言わないと分からないの! 光、今日はここに泊まるわよ」
「え、モトちゃん泊まるのか? 泊まって良いって言われたか?」
「はぁ? 光がいるならって言われたに決まってるでしょ?」
「そっか、どうしたらいいかな」
「急に泊まるとかって困るんじゃないでしょうか、荘園の人たちも」
「流石、諾だな。困るよな」
「あの、この人数だと寝るところもなさそうですけど?」
「ああ、さやの言うとおり、何人かは牛車だな」
「泊まりたい人が泊まって、1台は帰るというのはいかがでしょうか」
「うん、夕月の言うのがいい。帰りたい人は手を挙げて!」
 誰もいないし。
 嘘でも夕月は挙げて欲しかった。
「よし、諾、お前が一番ここの人たちと顔見知りだから、交渉係に任命する。泊まれるか聞いてみてきてくれ」
「いいですけど」
 みんなの視線が追う中、諾は建物に入って行って、すぐ出て来た。首を横に振ってる。
「6人までなら泊まれるそうですが、12人ではちょっと」
「諾、あんた数も数えられないわけぇ? 10人じゃない」
「……泊まれないのは同じ」
「牛車を牽いとるオヤヂを入れると12人ぢゃな」
「うん、諾がおおてるな」
「あの、妾と羅螺は外でもいいので」
「そうか。まあお前は本性になってれば、大抵のことは大丈夫そうだしな」
「ということは9人ね」
11人ぢゃな」
「違うわよ、あのオヤジふたりは牛車に寝てもらうとして、9人だから、6人が中で、3人が牛車じゃない?」
「……やっと意味が分かった」
「せやったらいつもの籤引き?」
「あの、中は3人ずつ2部屋という感じなんですが。というか食事が6人分らしいですけど」
「何ぃ! あんたそれを早くいいなさいよ」
「……大変なことになった!」
 しずかが慌てるのって珍しいな。
「大げさだって、作ればいいんだから」
「そ、そうね、取り乱したわ」
「……そうか料理人がいた」
 俺ってそういう位置付けなんだ、やっぱり。
「じゃ、3人ずつの部屋で、ひと組は牛車ね。家柄とか考慮してくれる?」
「モトちゃん、それは言っちゃだめだ」
「光はどうするのぢゃ?」
「決めんと、それも籤に任せたらええやん」
「……作った」
「「「早!」」」
 籤引きが決行された。
 
 室1、夕月、飛鳥、しずか
 室2、原子、ゆかり、瑠璃
 牛車、諾、光、さや
 
 俺は牛車か。それはいいけど、さやと一緒で俺は寝れるんだろうか?
「納得して代わってもらうのアリな。瑠璃としずかは逆の方がいいだろ?」
「そうね、諾、あんたと代わってあげるわ。中で寝ていいわよ、感謝しなさい」
「さや姉ちゃん、あたし牛車じゃないと寝れないの、代わって」
「あ、ありがとうございます、お嬢さま」
「原子さまがどうしてもと仰るなら」
 結局、力関係か。
 決定内容はこうだ。
 
 室1、夕月、飛鳥、瑠璃
 室2、さや、諾、しずか
 牛車、ゆかり、光、原子
 
 ま、いいけど、こいつらと一緒で俺は寝かせてもらえるんだろうか?
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