印Let's Write The Japanese First Light Novel.
Since 2012-06-01
Update 2014-07-01
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第1巻 時間と歴史

第2巻 羅述と衛姥

第3巻 事件と救出

第4巻 牛肉と麦酒

第5巻 旅路と佐渡


主要キャラ 画像



枕草子 原文 全323段




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- 【俺のラノベは平安絵巻】 第5巻:page15 -
 もう来ているのもいたが、挨拶だけで神棚の前へ。柏手をふたつ。
「那美、てる、ちょっと話があるんだが、出て来てくれ」
 およそ神さまにお願いするという口調ではないかもしれないが、ちゃんと出て来てくれたから問題ない。
 いつもはみんなの前で話すのだが、こればっかりは聞かせたくなかったので、地下室で話すことにした。
「玉藻と羅螺、大事な話をするから、そこから誰も入らないように見張っててくれ。
「かしこまりました、ご主人さま」
「らーらー!」
 3人で降りて話始めた。
「なあ、昨日思ったんだが、俺が未来から来たのって、お前らのせいか?」
「何のことでしょう」
「知らない」
「そうか。時間を飛び越えるって神とかの力かと思ったんだ。だからふとお前らかと考えたんだが、他にやりそうな神とか知らないか?」
「やりそうな神もいますが、目的が分からないことには何とも言いようがありません」
「すっごい強い神じゃないとできないよ、きっと。てるでもムリそうだから」
「妖怪とかだとどうだ?」
「絶対ムリ、てるにできないのに妖怪ができるはずないよ」
「だな。何か思い出したら教えてくれ。じゃ、上に行くか」
 階段を上って扉から出ると、羅螺が張り切って見張ってくれていた。基本は言いつけを守る真面目なやつなのだ。勘違いが多いけど。
 さて、明日に迫ったな、麦酒会(今名付けた)。
「ヒカル、いますか?」
「あ、伊周さ……伊佐か、どうしたの?」
「伊周から宴に誘われて、一応、ヒカルにも言った方がいいと思ったので」
「了解です、まあ俺も人数を把握してないんだけど。多すぎて」
「それにしても、枕部は来る度に人が増えてますね」
「妖怪だけじゃなくて、神さまも入ったりしてるから」
「妖怪? 神?」
「あれ? 言ってなかったっけ。妖怪が2匹と女神が2柱いるから」
「本当ならもう怖いもんなしでしょう」
「とんでもない、佐渡に行ってイザナギを倒さないといけないので、かなり怖いって。強いらしいから」
「冗談ですよね?」
「一応マジだけど」
「本当なのですか? そうと聞いては見ずにはいられませんね。私も佐渡まで連れていってください」
「え? うーん、ま、いいか。男は少ないから大丈夫じゃないかな」
「簡単に決めるんですね」
「面白ければいいかなって、人数が多いからひとりくらい増えたって問題ないし」
「では、明日の件と佐渡の件、お願いしますね」
「うん、よろしく!」
 伊佐が帰って行くと、みんなが集まってきた。
「よいのかの? 簡単に決めておったようぢゃが」
「ダメって言っていいなら、お前らも本当はダメなんだぞ」
「あたしら枕部やん、あの人は違ごてるし」
「でも伊周さまの兄弟だぞ? ムゲにもできないじゃないか」
「それよりもさ、あかねが行くって何の話?」
「ん? モトちゃん、誰から聞いた」
「お母さまが、『あかねが佐渡に行かして欲しい言うたんで、許しておきましたえ。ついでに原子の面倒も見たってやぁて、頼んどきました』って言ってたから」
 いちいちもの真似を入れるのは、この一家の家訓か何かなのだろうか。
「そうか、あかねも行くことになったか」
「ねえ、明日のもそうだけど、考えて連れてくって言ってんの? 馬車に乗れないってことはないでしょうね?」
「さあ」
「数えなさい、今すぐ!」
 自分でやればいいじゃないか、ゆかりはどうせ暇なんだし。とは怖くて言えないが。
 えっと、まず行くのは、枕部の男が……
 信長、猴、狗、禽、と俺の5人だろ。
 女の子が……
 那美、てるの神さまが2人。
 玉藻と羅螺の妖怪は、1人としていいよな。
 ゆかり、しずか、モトちゃんだろ、飛鳥、瑠璃、さや、諾、夕月の8人だから、全部で11人か。
 枕部以外が……
 伊佐、あかね、朱鷺の3人だな。
 19人か、多いな。
「ほら、光、19人ってどういうことよ?」
「怒るなよモトちゃん。馬車的にはちょっとせまいけど乗れるんじゃないかな。御者台に3人乗れば」
「それは少しムリかもしれませんね、光さま」
「そうか? 諾。 なら俺たち男は馬で行くから、そしたら13人で何とかなるんじゃないか?」
「ダメよ、光と遊べないじゃない」
 ゆかりは何のために旅に出るつもりなのだろうか。
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